最近、入院続きで
数年前に遭った交通事故の時の事を
思い出したのでちょっと書いてみようと思う。
その時、冷静に自分が戦えるかどうか
自分の身体を確認している自分がいた。
以前、バイクで走っている時に
自動車に大型幹線道路でぶつけられ
転倒して救急車で運ばれた。
ただ事故の際には意外と冷静だった。
転倒し地面に叩きつけられる際に
衝撃を冷静に吸収し、ケガを最小限にするようにした。
それでも手肘膝脛足の甲が傷だらけで
肉もえぐれている状態でかなりの傷を負った。
その事故に遭った際、
道路に倒れている時に考えた事は、
自分の身体の運動機能の確認。
「痛みはあるが動けるな」
「手の指は全て動くか、手首も動くな、
肘の痛いが何とか曲がる、
膝や足の甲も痛いが動かせるな」 と
自分の身体の状況を自分で確認しながら
「今でも何とか技を使えるな!」 などと
救急車が来るまで考えていた。
いついかなる時でも自分の身を守って戦えるよう
思考が訓練されてしまっているようだ(^-^;)
実際のところ転倒の際、
派手に転倒したようで10人以上の人達が
集まってきてくれて
AED(自動体外式除細動器)を
持ってきてくれた人もいるぐらいで
腕や足も血だらけで横たわった状態になっていた。
(自分は冷静だったけど周りの人達は
一生懸命助けてくれようとしてくれて
今でもとても感謝している)
でも救急車が来るころには、
自分で立ちあがって救急車に乗った位で
アドレナリンが出ていたのか
病院について救急等口の処置室に
入る時には歩いて入った。
ただ医師や看護師には、
「そんな酷いケガで何で歩けるの?」 と
言われた位だから一般の人から見れば
かなりのケガだったと思う。
「一応、身体鍛えてるんで・・・」 と
冗談っぽく言っていたが
(実際、腕や足の肉もえぐれて
血だらけになっている位だから
かなり痛いけど(^-^;)
武術や武道をやっている人には
経験あると思うが
人前で簡単に
「苦しい」とか
「辛い」とか
「痛い」とか 口に出来ない。
入院した時もそうだったが
看護師さんから
「痛かったらいつでも言って下さいね」 と
言われていたが
「そう簡単に言えない・・・ギリギリまで我慢しよう」 と
なってしまっていた。
痛みが伴う検査がある時にも
「痛かったらすぐ言って下さいね」 と
言われても
「全然大丈夫です(実際痛いけど)」 と
答えて我慢してしまった。
でもそれだと的確に治療してもらえないし
ギリギリまで我慢すると悪化し過ぎて
回復にも時間がかかる事に気付いた。
武術や武道をやっている人は、
人前で簡単に弱音を吐けない人も多いと思うが
病院にいる時ぐらいは、素直に痛みなどを
伝える事が大切だと思うよ。
早く治療して稽古へ戻れるように(^-^)