以前、ある先生から教わった事がある。
「丸一日稽古するより
一試合、試合に出る方が学べる事が多い」と。
一見、丸一日中稽古する方が上達するような気がする。
でも試合に出てみて改めて思った。
稽古後より試合後の方が反省点が多い事。
稽古は、こなせばこなすほど頑張った感があり
それは自己満足も含まれているので
出来ていない所を考えるより
「今日の自分って頑張ったな~」
で終わってしまう事もある。
でも試合は、
試合中には「何で稽古で出来てた事が出来ない?」とか
試合後には試合中、稽古で出来ているが出来なかった事、
試合でやろうと思っていたが出来なかった事、
相手が自分が知らない攻撃の仕方や
防御の仕方をした事など
気付く所や反省する所がいろいろと分かる。
これは道場で同じ道場生と
地稽古や試合形式の稽古をしても
分からない所だと思う。
勝てるかどうかは関係なく
「丸一日の稽古より一試合の方が学べる事が多い」を
よく自覚しながら出来るだけ
試合に出られる機会があれば出ようと思う。
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